フォームで離脱が起きる本当の理由
「先月、ランディングページに80万円かけたのに、資料請求が5件しか来なかった」——そんな経験はないでしょうか。
原因はランディングページではなく、フォームかもしれません。
BtoBサイトのフォームは、営業活動に必要な情報を集めるため、会社名・部署・役職・電話番号・住所・従業員数・導入予定時期など、多くの項目を設けることが少なくありません。しかし、資料請求やホワイトペーパーのダウンロードの段階では、入力の多さがユーザーの離脱につながることがあります。
「入力が面倒だからあとでいいか」——そのまま戻ってくることはほぼありません。
EFO(Entry Form Optimization:入力フォーム最適化)は、フォームの完了率を高めるための施策です。この記事では、BtoBフォームで今すぐ実践できる施策を5つ紹介します。
EFO施策5選
1. 入力項目を必要最低限に絞る
入力項目が1つ増えるごとに、離脱率は上がります。まず見直したいのが「本当に必要な項目か?」という問いです。
よくある不要な項目の例:
- フリガナ:システム側で対応できる場合は省略可能
- FAX番号:実務で使わないなら不要
- 住所:初回問い合わせ時点では不要なことが多い
後のフォローアップで確認できる情報は、初回フォームから省くことで完了率が上がります。どんな企業が興味を持ってくれているのか、規模は、課題は——相手のことをできる限り知った上で営業に渡したい。それはマーケターとして自然な気持ちです。ただ、できるだけ多くの情報を集めたいという気持ちが、結果として多くの見込み客を逃す原因になることがあります。グッと我慢して項目を絞ることが、最終的に多くのリードを獲得することにつながります。
2. 会社情報の入力を自動補完する
フォームの項目を減らさなくても、相手の負担をなくしてあげることでフォームの完了率を上げることができます。会社情報の自動補完(サジェスト機能)です。
自動補完を使うと、ユーザーが会社名の一部を入力するだけで企業名・本社住所・電話番号・法人番号・従業員数などが自動入力されます。入力の手間がほぼゼロになるだけでなく、手入力による誤字や表記揺れもなくなり、正確な企業データが取れます。さらに、同じ社名の企業が複数存在する場合も、住所情報で正確に特定できます。フォームの完了率を上げながら、質の高いリードデータを得られる一石二鳥の施策です。
この機能を提供するツールがBizDeli(ビズデリ)です。HTMLフォーム・WordPress Contact Form 7・HubSpot 埋め込みフォームなど主要なフォームに対応しており、既存フォームに数行のスクリプトを追加するだけで簡単に導入できます。
■ BizDeliで自動補完されるデータ
- 法人番号
- 企業名
- 本社住所
- 代表者名
- 業種
- 提供サービス・事業内容
- 資本金
- 従業員数
- 創立年
- 電話番号
- 公式サイトURL
- お問い合わせフォームURL
※情報が非公開など、取得できない企業もあります
→ BizDeliの詳しい活用方法は「BizDeli(ビズデリ)を使って入力フォームのコンバージョン率をアップする方法」をご覧ください。
3. スマートフォンでも入力しやすくする
BtoBでも、スマートフォンからフォームにアクセスするユーザーは増えています。PCでは問題なく入力できても、スマートフォンでは使いにくいフォームになっていることがあります。
チェックすべき点:
- inputのtype指定:電話番号欄は
type="tel"、メール欄はtype="email"にすることで、スマートフォンの適切なキーボードが自動表示されるか - ボタンのサイズ:タップしやすい大きさになっているか
- フォームの横幅:スマートフォン画面でも横スクロールが発生しないか
実際にスマートフォンで操作して確認することが最も確実です。
4. 入力エラーをリアルタイムで表示する
フォームを最後まで入力して送信ボタンを押したとき、「入力に誤りがあります」とまとめてエラーが表示されるのは、ユーザーにとって大きなストレスです。どこを直せばいいか分からず、そのまま離脱してしまうケースも少なくありません。
改善策はインラインバリデーション——入力中または入力欄からフォーカスが外れた瞬間に、その場でエラーを表示する方法です。
- メールアドレスの形式が正しくない → 入力中に赤く表示
- 必須項目が空のまま次に進もうとした → その項目だけ即座にエラー表示
小さな改善ですが、フォームの完了率に直結します。
5. 入力の進捗を見せる
入力項目が多いフォームでは、「あとどれくらいで終わるか」が見えないことが離脱の原因になります。プログレスバーやステップ表示(ステップ1/3、ステップ2/3……)を加えることで、ゴールが見えるようになり、最後まで入力しようとする意識が生まれます。
また、長いフォームは複数ページに分割することも有効です。1ページあたりの入力量を減らし、「このページは終わった」という達成感を与えることで、完了率が上がります。
まとめ:5つの施策で離脱を防ぐ
| 施策 | 主な効果 |
|---|---|
| 入力項目を絞る | 入力の心理的ハードルを下げる |
| 会社情報を自動補完 | 法人情報の入力負担をゼロに近づける |
| スマホ対応 | スマートフォンからの完了率を上げる |
| インラインバリデーション | エラーによる途中離脱を防ぐ |
| プログレスバー | ゴールが見えることで完了意欲を高める |
フォームの離脱は、集客コストを無駄にする最大の原因のひとつです。デザインや広告より先に、フォーム自体を改善することが、もっともコストパフォーマンスの高いCVR改善策です。
なかでも、会社名からの自動補完はBtoBフォーム特有の課題に直接アプローチできる施策です。BizDeli(ビズデリ)を使った具体的な活用方法は、以下の記事で詳しく解説しています。